作家、ミュージシャン、映画監督として多彩な才能を発揮する辻仁成さん。パリを拠点に活躍する辻さんには、二人の息子がいることをご存知でしょうか。
今回は、辻仁成さんの息子さんたちについて、写真や大学、そして噂の家系図まで詳しくご紹介していきます。
辻仁成の息子の写真はある?
辻仁成さんには二人の息子がいますが、顔写真については慎重に扱っています。
次男の辻十斗(つじじゅうと)さんは、2004年生まれで、中山美穂さんとの間に誕生しました。十斗さんの顔写真は、幼少期のものであれば辻仁成さんのブログやSNSで後ろ姿や横顔が公開されていますが、はっきりとした正面からの写真は一般には公開していません。父親である辻さんが、息子のプライバシーを守るため、顔が分からないように配慮しているのです。
ただし、容姿は辻さんに似ているそうで、ご自身が息子さんと同い年くらいの頃の写真をブログに投稿しています。息子さんもお父様に似たイケメンであることが分かりますね。
ほかにも辻さんのブログには、パリのセーヌ川で十斗さんと一緒に過ごす後ろ姿の写真や、幼少期の写真が掲載されており、父子の温かい関係を垣間見ることができます。
一方、長男の南依岐(みなみいぶき)さんについても、現在の顔写真は公開していません。ただし、南果歩さんが自身のインスタグラムで、依岐さんの幼少期の写真を紹介したことがあります。紋付袴姿の幼い依岐さんと、母親の南さんが寄り添う姿は、とても微笑ましいものでした。
依岐さんは現在、画家として活動していますが、芸術家としての活動では顔を出さず、作品で勝負するスタイルを貫いています。辻仁成さんのブログでは、依岐さんと奥様が訪ねてきた際の写真が掲載されたことがありますが、こちらも鼻から下だけが写る形で、顔は隠されていました。
直近で依岐さんのお顔が確認できたのは、2021年。古典『Impulse』を開催した際にオフィシャルwebページで素顔を公開しています。
辻仁成には南果歩との長男のほかに次男もいるの?
辻仁成さんには二人の息子さん（長男・依岐さんと次男・辻十斗さん）がいます。
辻仁成さんは1995年に女優の南果歩さんと結婚し、同年に長男の依岐さんが誕生しました。しかし2000年3月に離婚し、依岐さんの親権は母親の南果歩さんが持つことになりました。そのため、依岐さんは「南」姓を名乗っています。
その後、辻さんは2002年に中山美穂さんと再婚し、2004年に次男の十斗さんが誕生しました。2014年に中山さんとも離婚しましたが、今度は辻さんが親権を持ち、十斗さんと二人でパリで生活することになりました。
長男の依岐さんは、1995年生まれで現在29歳前後(2024年時点)。サンフランシスコのアカデミー・オブ・アート大学でBFA(美術学士)を取得し、現在は画家として日本とアメリカを拠点に活動しています。独自のアルゴリズムを用いた絵画制作で注目を集め、定期的に個展も開催しているそうです。
2018年には、留学先で出会った日本人女性と結婚もしており、辻さんのブログにも夫婦でパリを訪ねてきた様子が綴られています。辻さんとの関係も良好で、時々会っては交流を深めているようです。
興味深いことに、母親が異なる二人の息子は、異母兄弟でありながら交流があるそうです。辻さんのブログには「ぼくら3人は時々、会っている」という記述があり、次男の十斗さんも「ずっと会いたい会いたいと言っていた」と書かれています。2020年には、長男の依岐さんがきっかけで、辻さんと南果歩さんが20年ぶりに再会したというエピソードもあります。
辻仁成の息子の大学はどこ?
次男の辻十斗さんは、フランスの名門大学に通っています。
2022年9月、十斗さんは18歳でパリ大学(Université de Paris)の法学部に入学しました。パリ大学は世界大学ランキングでも常に上位に名を連ねる、フランスを代表する総合大学の一つです。日本の基準で偏差値67以上に相当するとも言われており、十斗さんの優秀さがうかがえます。
しかし、十斗さんの向学心はそこで止まりませんでした。2023年には、さらに専門性の高い大学を受験し、見事合格を果たしています。辻仁成さんのブログによると、「コミュニケーションでは有名な大学で、45席しかない。マクロン大統領の出身大学でもある」と記されており、これはパリ政治学院(Sciences Po)を指していると考えられています。
十斗さんが大学を変えた理由について、辻さんは「大学に入らないとその大学の良さがわからなかった。一年、勉強をして、ここでいいのかってずっと悩んでいた。それで再受験に挑んだ」という十斗さんの言葉をブログで紹介しています。自分の将来を真剣に考え、より専門性の高い道を選んだ十斗さんの姿勢に、父親も感心している様子が伝わってきます。
十斗さんは将来、弁護士や国際的な都市開発に携わる仕事を目指しているそうで、フランスと日本をつなぐプロジェクトに参加したいという夢を持っているのだとか。大学生活の傍ら、レストランでアルバイトもしながら、自立した生活を送っているとのことです。
辻仁成の家系図はある?
辻仁成さんの家系図を見ていくと、才能豊かな人物が数多く名を連ねています。
まず、母方の祖父である今村豊(いまむらゆたか)さんは発明家として活躍しました。「鉄砲屋豊」と呼ばれ、太平洋戦争下では「今村五連式銃」という銃を開発し、軍のために武器を製造していました。しかし、自身の開発した銃で多くの命が奪われることに心を痛め、戦後は浄土真宗に帰依したという波乱万丈の人生を送った方です。
今村豊さんは「今村製鉄所」を創業し、中九州一円で成功を収めました。戦後は数々の機械を発明し、自動三輪の耕運機(トラクターの元となったもの)なども開発しています。辻仁成さんの著書「白仏」は、この祖父をモデルとした作品で、フランスの五大文学賞の一つであるフェミナ賞の外国小説賞を受賞しています。
父親の辻信一さんは、日新火災海上保険に勤務していたエリート社員でした。一時は社長候補とまで言われていた優秀な方で、家族を養うため仕事一筋の人生を送っていました。ただし、最終的にはライバルとの出世争いに敗れ、晩年は窓際族になったと辻さん自身が明かしています。
母親の辻恭子さんは、幼い頃から華道の心得があり、高校時代には全国弁論大会の福岡県代表として出場したこともある多才な方です。結婚後も料理教室や刺繍教室の講師として活躍していました。辻仁成さんの著書「84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと」には、母・恭子さんの半自叙伝が綴られています。
また、親戚には絵本作家の東君平(ひがしくんぺい)さんや、将棋観戦記者として「将棋ペンクラブ」を創設した東公平さんなど、文化・芸術分野で活躍した人物が多くいます。
辻さんには弟が一人いて、かつてマネージャーを務めたこともあったそうです。現在も日本で辻さんの仕事を手伝っているといいます。
そして忘れてはならないのが、元妻たちです。一度目の結婚相手は一般女性(成城大学時代の同級生)、二度目は女優の南果歩さん、三度目は中山美穂さんという、錚々たる顔ぶれです。二人の息子もそれぞれの分野で才能を開花させて、辻家の芸術的な遺伝子は確実に受け継がれているようです。
辻仁成の息子の写真はある?長男と次男【十斗】の噂や家系図・大学についても｜まとめ
今回は作家、ミュージシャン、映画監督として多彩な才能を発揮する辻仁成さんについて、息子の写真や長男や次男（十斗さん）それぞれの活動状況、さらには家系図や出身大学についても調査しました。
リサーチして分かったことをまとめておきましょう。
- 辻仁成さんには二人の息子がいます。長男は南果歩さんとの間に生まれた南依岐さん、次男は中山美穂さんとの間に生まれた辻十斗さんです。
- 息子さんの顔写真は明確には公開していませんが、辻さんのブログやSNSで後ろ姿や幼少期の写真を見ることができます。プライバシーを守りながらも、父親としての温かい愛情が伝わってくる内容です。
- 長男の依岐さんは画家として日本とアメリカで活躍し、すでに結婚もしています。次男の十斗さんはパリ大学からさらに専門性の高い大学へと進学し、弁護士や国際的な仕事を目指して勉強に励んでいます。
- 辻仁成さんの家系図には、発明家の祖父や弁の立つ母親、そして芸術分野で活躍する親戚など、才能豊かな人物が並んでいます。二人の息子もその血を受け継ぎ、それぞれの道で着実に歩みを進めているのです。
シングルファーザーとして次男を育て上げ、長男とも良好な関係を保っている辻仁成さん。息子さん二人が今後どのような活躍を見せてくれるのか、温かく見守っていきたいですね。
