
テレビ朝日「報道ステーション」のメインキャスターとして、日々視聴者に鋭い視点でニュースを伝えている大越健介さん。元NHKの敏腕政治記者として、そして「ニュースウオッチ9」のキャスターとして長年お茶の間に親しまれてきましたが、プライベートではどんな方なのでしょうか。
今回は、大越健介さんを支える奥様や息子さんたち、過去の健康面での出来事、気になる年収、そして実家の環境や英語力の秘密まで、詳しく調べてまとめました。ニュースの裏側で活躍するキャスターの素顔に迫ります。
大越健介の奥さんはどんな人?
大越健介さんの奥様は正子さんというお名前で、元看護師として働いていた方です。お二人の出会いは、大越さんが東京大学に在学中のことでした。
大越さんは野球に全力で取り組みたいという思いから、大学4年生のときに脱臼癖のあった左肩の手術を受けることにしました。その際、入院先の病院に看護実習生として来ていたのが正子さんだったのです。正子さんが大越さんの担当となり、退院時にお礼を伝えようと手紙を書いたことがきっかけで交際に発展し、24歳で結婚に至りました。
当時、大越さんがNHKに入局したばかりの新人記者だった頃は、看護師として働いていた正子さんの方が収入が高かったというエピソードもあります。その後、3人の息子さんを育てながら家庭を支え続けてきた正子さん。大越さんが政治記者として多忙を極めていた時期も、家事や子育てをほぼ一人で担っていたそうです。

2021年の「徹子の部屋」では、結婚披露宴の写真が公開され、正子さんの可愛らしい雰囲気が話題になりました。大越さんも「妻が、テレビに出すならこの写真を出せって言うもんですから」と笑顔で語っており、夫婦の温かい関係性が伺えます。
大越健介に息子はいる?
大越健介さんには3人の息子さんがいらっしゃいます。お父さんと同じく、全員が学生時代に野球に打ち込んでいたアスリートです。
長男の遼介さんは、日本大学第三高等学校で左腕エースとして活躍し、2005年の第87回夏の甲子園大会ではチームをベスト8に導きました。しかも、西東京大会の準決勝では、後にプロ野球選手となる斎藤佑樹投手からホームランを打つという華々しい活躍を見せています。
#選手権で輝いた好投手
— nekotora (@baseball_pen) July 8, 2023
大越 遼介(日大三/2005年)
防御率3.55 奪三振31
被安打26 四死球7
○(先)9回 高知
↓中4
○(先)8回 前橋商
↓中2
●(先)8.1回 宇部商 pic.twitter.com/v9C9E3CJ6m
遼介さんが甲子園に出場した時、大越さんはワシントン支局に赴任していましたが、「ワシントン支局に僕の代わりはたくさんいるけど、息子の父親は私しかいない」という思いで、すぐに夏休みを取って甲子園に駆けつけたそうです。その後、遼介さんは明治大学で野球を続け、社会人野球の光シーガルズでも内野手としてプレー。引退後はグラフィックデザイナーとして活動し、東京都小金井市の市制施行60周年シンボルマークを手がけるなど、新たな分野で才能を発揮しています。
次男の光介さんはアメリカの大学院に進学し、英語力を活かした道を歩んでいるようです。三男の陸さんも野球をされており、資源関係の仕事に従事しているとの情報があります。

また、大越さんは2014年に初孫が誕生したことをNHKのブログで報告しており、おじいちゃんとしての顔も持っています。息子さんたちからは「NHKからテレ朝に移って派手な人生送ってるけど、絶対に調子に乗っちゃだめだぞ」と叱咤激励を受けることもあるそうで、家族の絆の強さが感じられますね。
大越健介は病気だった?
大越健介さん自身が重い病気を患ったという公式な情報はありませんが、若い頃から脱臼癖があったことが知られています。大学時代、野球に全力で取り組むために左肩の脱臼を治す手術を受けました。これが後に奥様となる正子さんとの出会いのきっかけにもなっています。
むしろ注目すべきは、大越さんが政治記者として激務に追われていた時期に、奥様の正子さんが体調を崩していたというエピソードです。著書「ニュースキャスター」の中で、大越さんは当時のことを率直に振り返っています。
3人の息子たちの子育てに奮闘する中、夫である大越さんはほとんど家を空けており、家事や育児の助けにならなかったと綴っています。正子さんは体調を崩しがちになり、やつれて倒れ込むこともあったそうです。当時、大越さんは仕事の成功に浮かれて感謝の心を忘れていたことに気づかされ、妻との関係が険悪になった時期もあったと告白しています。

このエピソードは、大越さんが家族に対して深く反省し、「一生かけて取り戻さないといけない」と感じるきっかけとなったのだとか。現在では家庭菜園を楽しむなど、家族との時間を大切にしているそうです。
大越健介の年収はどのくらい?
大越健介さんの年収は、現在のテレビ朝日「報道ステーション」での活躍により、かなりの高額になっていると推測されます。
NHK時代、大越さんは報道局記者主幹という役職に就いており、局長と部長の間に位置する立場でした。この時の年収は推定で1,200万円から1,300万円程度だったと考えられています。
しかし、2021年10月に「報道ステーション」のメインキャスターに就任してからは状況が一変しました。テレビ業界関係者によると、報道ステーションのメインキャスターの1回あたりの出演料は50万円から100万円とされ、大越さんクラスであれば100万円に近い金額が想定されるとのことです。
月曜日から金曜日まで週5日の出演で計算すると、年間の出演料だけで1億円を超える計算になります。さらに、フリーの立場となったことで、他局での仕事や講演会などの活動も可能になり、NHK時代の数倍の収入を得ていると見られています。
実際、大越さんは地元新潟での講演会にも積極的に参加されており、多方面での活躍が確認されています。

1億円と聞くと途方もない金額に思えますが、同じく『報道ステーション』に2018年から出演している徳永有美さんも、”年収1億3,200万円前後では?”とも噂されています。
世間の感覚からはかけ離れていますが、業界内では普通の金額なのかもしれません。

大越健介の実家はどんな家庭だったの?
大越健介さんは1961年8月25日、新潟県三島郡寺泊町(現在の長岡市)で生まれました。3歳の時に新潟県職員だったお父様の転勤で新潟市に移り住み、夏休みや冬休みには祖母が住む寺泊に帰る幼少期を過ごしたそうです。
お父様は若い頃から非常に勉強熱心な方でしたが、その父(大越さんの祖父)が早くに亡くなったため、長男として一家の大黒柱にならざるを得ませんでした。新潟県庁で働きながらも学びへの意欲は消えず、新潟市内に家を構えてからは毎朝午前3時頃に起きて資格取得のための勉強に励んでいたそうです。そして念願の税理士資格を取得すると、県庁をきっぱりと辞めて自宅で税理士事務所を開業し、「一国一城の主」となりました。大越さんはそんな勉強熱心な父の背中を見て育ちました。

また、大越さんにはお兄様がいらっしゃいます。兄の大越章吾さんは日本歯科大学新潟生命歯学部の教授兼日本歯科大学医科病院の病院長を務めており、医学界で活躍されています。
このように、大越家は学問を重んじ、努力を惜しまない家風で育まれた環境だったことが分かります。お父様の「やると決めたら徹底的にやり抜く」という姿勢は、大越さん自身のジャーナリストとしての姿勢にも受け継がれているように感じられますね。
大越健介の英語力の秘密は?
大越健介さんの英語力は、NHKワシントン支局での約5年間の勤務経験が大きな要因となっています。2005年にワシントン支局に配属され、2007年には支局長に就任。ジョージ・W・ブッシュ大統領への直接取材や、バラク・オバマ大統領の就任式取材の総指揮を務めるなど、英語を駆使した最前線での報道活動を行ってきました。

興味深いのは、大越さんご本人は謙遜して「英語が不得意」と語っていることです。2021年6月のNHK退職時には「自分が不得意な英語の勉強なんかをしたりして」とコメントしており、これまでに極めてきた野球やキャスターとしての仕事に比べると、まだまだ自信がないという気持ちの表れだと考えられます。
しかし、実際には視聴者からの評価は高く、「大越健介氏英語ペラペラ、さすが」といった声や、レディー・ガガへの英語インタビューが話題になったこともあります。
大越さんの英語力の秘密は、ワシントン支局での実践的な経験と、常に向上心を持ち続ける謙虚な姿勢にありそうです。現場で鍛えられた実用的な英語力こそが、ジャーナリストとして国際的な取材を可能にしているのでしょう。
大越健介の奥さんはどんな人?息子や病気・年収や実家に英語力の秘密についても|まとめ
今回は、「報道ステーション」のメインキャスターとして活躍する大越健介さんについて、奥さんや息子さんがどんな人なのか、また野球生活に伴う過去の病気や年収、実家について詳しく見てきました。
- 奥様の正子さんとは病院での運命的な出会いから結婚に至り、3人の息子さんたちはそれぞれの道で活躍されています。特に長男の遼介さんは甲子園球児からグラフィックデザイナーへと転身し、多彩な才能を発揮されています。
- ネット上では大越健介さんの病気を危ぶむ声も聞こえますが、実際に体調を崩されたのは奥様のほう。ワンオペで男の子3人を育てるのは大変だったそうで、過労で体調を崩された時期があったそうです。この事件は大越さんにとって家族への感謝と反省のきっかけとなったようです。
- 年収については、NHK時代の1,200万円程度から、現在は年間1億円を超える収入になっていると推測されます。
- 実家は学問を重視する家風で、勉強熱心だった父の背中を見て育ち、兄も医学界で活躍されています。そして英語力は、ワシントン支局での5年間の実践経験によって培われたものでした。
ニュースの最前線で鋭い視点を届ける大越健介さんですが、その裏側には家族への深い愛情と、絶え間ない努力の積み重ねがあることが分かりました。これからも「行動するキャスター」として、私たちに真実を伝え続けてくれることでしょう。