
タレントの磯野貴理子さんといえば、明るく元気なキャラクターでバラエティ番組を盛り上げてきた人気芸能人ですが、2014年に突然脳梗塞で倒れたことは多くの人に衝撃を与えました。当時50歳だった磯野さんは、まさかの出来事に戸惑いながらも懸命にリハビリに取り組み、見事に復帰を果たしました。しかし、脳梗塞という病気はなぜ起きたのでしょうか。そして現在の体調はどうなのでしょうか。
この記事では、磯野貴理子さんの脳梗塞について、発症から復帰、そして現在に至るまでを詳しく解説していきます。
磯野貴理子が脳梗塞を発症したのは何歳でいつ?前兆は?
磯野貴理子さんが脳梗塞を発症したのは、2014年10月23日のことでした。
磯野さんは当時50歳でした。
前日まで何事もなく、体調の異変も特に感じていなかったといいます。
翌日の夕方5時から舞台のリハーサルがあったため、「朝、ゆっくり寝ていられるな」と安心しながら、いつものように大好きなお酒をおいしく飲んで就寝しました(aera)。
しかし翌日、目が覚めたのはなんと夕方5時すぎ。リハーサルの時間を過ぎても現場に来ない磯野さんを心配したマネージャーから、当時の夫(高橋東吾さん)の携帯に連絡が入りました。仕事場から慌てて家に戻ってきた夫に起こされて、ようやく異変が発覚したのです。
同年10月28日、所属事務所が本人のコメントを添えて、マスコミ各社にファクスで磯野さんの脳梗塞発症を発表しました。命に別状はないとのことでしたが、芸能界に大きな衝撃が走りました。
発症当時の症状と緊急搬送の経緯|手術はしたの?
夫に起こされた磯野貴理子さんは、「大丈夫、大丈夫」となぜか余裕で、「稽古着はどうしよう」などと夫に話しかけながら準備を始めたそうです。

しかし、その言葉が言葉になっておらず、自分ではいつも通りに話しているつもりなのに、明らかに病的な感じがしたといわれています。
夫から「ちゃんとしゃべれてないよ」と何度も指摘されましたが、磯野さん自身は何が起きているのか理解できていませんでした。ろれつが回らないという明らかな異常に気づいた夫は、「これはおかしい」と判断し、すぐに救急車を呼んでくれました。
夫の証言によると、磯野さんは「いつもはさっさと歩くタイプ」なのに、あの時は「つまずいたり、フラついたりしている感じ」で、明らかに様子がおかしかったといいます。(女性自身)
救急搬送されて病院に着いた後のことは、磯野さん自身あまり覚えていないそうです。応急処置が終わって医師に肩をポンポンと叩かれて、「あなたは脳梗塞ですよ」と言われた時、「ふ~ん」と思ったことは覚えているといいます。事態が飲み込めていなかったのです。どこも痛くないし、脳梗塞という病気のこともよく分からず、何が何だかポカンとしていました。
脳梗塞部分の範囲は決して小さくはありませんでしたが、夫が異変に早く気付いたことで、回復はすごく早いと医師も説明してくれたそうです。磯野さんの父親も後に「脳梗塞のときは、一刻も早く病院に行って処置していただくことがベター。彼(夫)がそばについていたことがありがたかった」と語っています。
病気の原因は何だったのか?
磯野貴理子さんの脳梗塞の原因について、所属事務所は「暴飲暴食と偏食、不摂生で不規則な生活」と発表しています。
磯野さんは自他ともに認める酒豪で、毎日ウイスキーをボトル半分は空けるという飲みっぷりでした。また、ちゃんとした食事はあまりせず、お酒ばかり飲んでいたことでも知られていました。
2024年6月放送のテレビ東京系「主治医が見つかる診療所」で、磯野さんは発症前の症状について詳しく語っています。「今思えばですよ、やたらと心臓がドキドキしたり。調べたら更年期の症状に動悸があったので、更年期かと思って放っておいた」と振り返りました。
これに対して専門医は「心臓と脳の病気は相関関係がある。不整脈から起こることもある」と解説しています。磯野さんは「脳梗塞って何も痛くない。だから分からない」と語り、専門医も「頭痛が起きないのが(脳梗塞の)特徴」と説明していました。(デイリースポーツ)

つまり、磯野さんの場合、動悸という前兆はあったものの、それを更年期障害と勘違いして放置してしまったこと、さらに長年の暴飲暴食や不規則な生活習慣が重なって脳梗塞を発症したと考えられます。
リハビリと復帰までの道のり
磯野貴理子さんは治療の後、転院してリハビリに励みました。リハビリの内容は「ストレッチみたいなのとか、あと計算問題とかいろいろやりました」と本人が語っています。

磯野さん本人は「簡単すぎてつまんない!!」と言うほど、順調にリハビリが進んだようです。これも夫が早期に異変に気づき、迅速に救急搬送されたことが大きな要因でした。
2014年12月7日、磯野さんは無事に退院しました。そして同月より仕事に復帰を果たします。
復帰後初のテレビ出演は、2014年12月28日放送の『はやく起きた朝は…』でした。発症から約2ヶ月での復帰となりました。共演の森尾由美さん、松居直美さんから「おかえり~」と歓迎を受けると、磯野さんは「この場所があって良かった。ここに座っていることが信じられない」と喜びを語りました。(cinemacafe.net)
しかし、入院中は精神的にも辛い時期があったようです。「病院のベッドでは、『はやく起きた朝は…』のOAを毎回見ることはできなかった」と磯野さんは明かしています。「2人(森尾さんと松居さん)が明るい世界でいきいきと楽しそうにしゃべってるのを、ベッドで見ていて、眩しかった。私もまたあっち側に行けるのかなって…」と闘病生活で感じていた不安を吐露しました。
それでも視聴者からの励ましのお便りや、医師からの「これからもっとどんどん良くなっていきますからね」という言葉に支えられて、復帰を果たすことができたのです。復帰後の収録では、喜びを爆発させんばかりに喋り続け「なんか私ばっかりしゃべってない!?」「病気はしたけど、体的には前より健康になってる」と元気な姿を見せました。
現在の体調や後遺症は残っている?再発したの?
磯野貴理子さんは脳梗塞から復帰を果たしましたが、完全に元通りというわけではありません。「左手に力が入りにくいなど、軽度の後遺症が残る」と本人が語っています。
2019年5月放送のフジテレビ系『梅沢富美男のズバッと聞きます!』に出演した際にも、磯野さんは後遺症について言及しています。「やっぱり今でも左(手)のほうが力が入りにくかったり、少しは残ってます」と、発症から5年近く経った時点でも後遺症があることを明かしました(マイナビニュース)。
また、脳梗塞発症後は生活習慣を大きく変えています。かつては毎日ウイスキーをボトル半分は空けるという酒豪だった磯野さんですが、2014年に脳梗塞で倒れて以後は「再発防止のため」に断酒しています。
一部では、磯野さんの様子が「おかしい」という声もあり、脳梗塞の後遺症として認知障害が残っているのではないかという噂もありました。しかし、もともと磯野さんは明るく天真爛漫なキャラクターで番組を盛り上げてきた人であり、今までと同じことをしていても、視聴者の見方が変わってしまった面もあるようです。
2026年現在、磯野さんは62歳。左手の力の入りにくさという後遺症は残っているものの、テレビやラジオなどで元気に活躍を続けています。脳梗塞という大病を経験し、さらに2019年には24歳年下の夫との離婚も経験しましたが、持ち前の明るさと前向きさで乗り越えてきました。
磯野貴理子の脳梗塞とは?病気の原因や現在の体調を解説|まとめ
この記事では磯野貴理子さんの脳梗塞について、発症から復帰、そして現在の体調まで詳しく解説しました。
リサーチして分かったことをまとめておきましょう。
- 磯野貴理子さんは2014年10月23日、50歳の時に脳梗塞を発症しました。
- 発症当時の症状は「ろれつが回らない」「つまずく」「フラつく」といったもので、当時の夫が異変に気づいて救急車を呼んだことで早期治療につながりました。
- 病気の原因は「暴飲暴食と偏食、不摂生で不規則な生活」で、特に毎日ウイスキーをボトル半分空けるという飲酒習慣が問題でした。
- 発症前には「心臓がドキドキする」という動悸の症状がありましたが、更年期障害と勘違いして放置してしまいました。
- リハビリを経て2014年12月7日に退院し、同月末にはテレビ復帰を果たしました。
- 現在も「左手に力が入りにくい」という軽度の後遺症が残っていますが、再発防止のために断酒し、元気に活動を続けています。
磯野貴理子さんの脳梗塞は、早期発見と迅速な対応が功を奏して、大きな後遺症を残さずに済みました。当時の夫が異変にすぐ気づいて救急車を呼んでくれたことが、まさに命の恩人となったのです。
脳梗塞は頭痛などの痛みがないことが特徴で、気づきにくい病気です。磯野さんのように動悸などの前兆があっても、他の症状と勘違いしてしまうこともあります。日頃からの健康管理と、少しでも異変を感じたら早めに医療機関を受診することの大切さを、磯野さんの経験は教えてくれています。
現在も元気に活躍する磯野貴理子さんの今後の活躍に、引き続き注目していきたいですね。