
2025年1月、女優の伊藤沙莉さんとの結婚を発表し、大きな祝福の声に包まれた劇作家・脚本家の蓬莱竜太さん。
岸田國士戯曲賞をはじめ、数々の権威ある賞を受賞し、日本を代表する劇作家として演劇界の第一線で活躍し続けています。
舞台だけでなく、テレビドラマや映画の脚本も手掛け、「世界の中心で、愛をさけぶ」「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」など、話題作の脚本を多数担当してきました。その作品は人間ドラマや家族の機微を細やかに描き、多くの人々の心を打ってきました。
そんな蓬莱竜太さんのプライベートについて、現在の妻である伊藤沙莉さんとの関係、前妻との間に生まれた息子さん、そして国籍や学歴、本名など、気になる情報を詳しく調べてみました。演劇界を牽引する蓬莱竜太さんの人物像に迫っていきましょう!
蓬莱竜太の現在の妻はだれ?
蓬莱竜太さんの現在の妻は、女優の伊藤沙莉さんです。
2025年1月4日、伊藤沙莉さんが自身のインターネットラジオ番組『saireek channel』にて、蓬莱竜太さんと婚姻届を提出したことを報告しました。
二人の出会いは、2021年6月15日から全国4都市で上演された舞台「首切り王子と愚かな女」での共演がきっかけでした。この舞台で蓬莱さんは脚本・演出を手がけ、伊藤さんはヒロインを演じました。作品を通じて共同作業を重ねる中で、お互いの仕事への情熱や人柄に触れ、自然な形で交際へと発展したのです。

伊藤さんは当時から蓬莱さんの作品の大ファンだったそうで、舞台を通じての出会いは、まさに演劇人らしいエピソードですね。

二人の間には18歳の年齢差がありますが、それを乗り越えた真剣な愛が周囲の心を打っています。伊藤さんは「30代のうちに結婚したい」、蓬莱さんは「40代のうちに結婚したい」とそれぞれ自分のタイミングを大切に考えていたそうで、こうした発言から年齢差を超えた強い絆が伺えます。
ちなみに、伊藤沙莉さんの義兄にあたるのが、お笑いコンビ「オズワルド」のツッコミ・伊藤俊介さんというのも有名な話です。
結婚後も伊藤沙莉さんは女優として、蓬莱竜太さんは脚本家として、それぞれのキャリアを続けると見られています。家庭と仕事を両立しながら歩む二人の未来には、期待と祝福の声がますます高まっています。
蓬莱竜太の息子はどんな人?
蓬莱竜太さんと前妻の間には、一人息子の蓬莱一斗(ほうらい かずと)さんがいます。
一斗さんは1999年生まれで、2025年現在24〜25歳です。
蓬莱一斗さんは父親と同じ道を選び、劇作家、演出家、役者として活躍しています。父親の蓬莱竜太さんは23歳の頃に「劇団モダンスイマーズ」の座付き作家となりましたが、息子の一斗さんも同じように演劇ソロユニット「ナキワスレ」を立ち上げ、作家や演出を担当しています。
蓬莱一斗さんの最近の活動としては、2024年8月30日〜9月1日に下北沢スターダストで上演された「ご機嫌パッチワーク」の演出を手がけています。この作品では、太尾冴さんの脚本を一斗さんが演出し、鈴樹けん、本間ゆうき、尾鷲翔子、高山宗一郎らが出演しました。

一斗さんは役者としても活動しており、2023年にはENBUゼミナールという俳優や映画監督を目指す方のための養成スクールに通っていました。

学歴については、日本体育大学出身で、在学中はラクロス部に所属していたそうです。演劇だけでなく、スポーツにも打ち込む多才な一面を持っているんですね。
父親の背中を見て同じ演劇の道を選んだ一斗さん。これからも父親と共に、演劇界で活躍していくことが期待されています。
蓬莱竜太の国籍は?
蓬莱竜太さんの国籍は日本です。
兵庫県神戸市出身で、出身地や家系に関して信頼できる公的な情報は、日本国籍であるという事実のみが確認されています。
蓬莱竜太さんご自身も、国籍や出自にまつわる話題に触れたことはありません。
兵庫県神戸市で生まれ、中学1年のときに石川県羽咋市に転居しました。

少年期は神戸と能登の2つの地域で過ごされたようです。
都市のにぎやかさと、地方の静かな日常、そのどちらもを体験したことが、表現の幅広さや繊細さにつながっているのでしょう。蓬莱さんの作品が人間ドラマや家族、日常の機微を細やかに描いているのは、こうした生い立ちが影響しているのかもしれませんね。
蓬莱竜太の学歴は?
蓬莱竜太さんの学歴については、高校と専門学校の情報が公開されています。
蓬莱さんは1976年1月7日に兵庫県神戸市で生まれましたが、中学1年生のときに石川県羽咋市へ転居しました。そして、石川県立羽咋工業高等学校のデザイン科に進学しています。

羽咋工業高等学校でデザインを学びながらも、蓬莱さんは演劇に魅了されていったそうです。きっかけは、担任の教師から半ば強制的に演劇部への入部を勧められたことなんだとか。
この経験が、後の劇作家としての道を切り拓く第一歩となりました。
高校卒業後、蓬莱さんは上京し、1996年に舞台芸術学院演劇科本科を卒業しています。舞台芸術学院は演劇を専門的に学べる学校で、ここで蓬莱さんは本格的に劇作家・演出家としての技術を磨いていきました。
そして1999年、舞台芸術学院の同期生である西條義将さんとともに劇団「モダンスイマーズ」を旗揚げしました。このときの蓬莱さんは23歳。以降、全劇団公演の作・演出を務め、劇団の座付き作家として活動を続けています。

蓬莱さんの学歴を振り返ると、工業高校のデザイン科という一見演劇とは無縁に思える環境から、演劇の道に進んだことが分かります。担任教師の勧めという偶然の出会いが、今日の日本を代表する劇作家を生み出したと考えると、人生の不思議さを感じますね。
2009年には『まほろば』で第53回岸田國士戯曲賞を受賞、2017年には『母と惑星について、および自転する女たちの記録』で第20回鶴屋南北戯曲賞を受賞、2019年には『消えていくなら朝』で第6回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞するなど、数々の権威ある賞を受賞しています。
工業高校のデザイン科から演劇の道へ、そして日本を代表する劇作家へ。蓬莱竜太さんの学歴と経歴は、情熱と才能があれば道は開けるということを示してくれています。
蓬莱竜太の本名はどんな名前?
蓬莱竜太(ほうらい りゅうた)という名前は、本名です。
芸名やペンネームではなく、本名で活動されています。

「蓬莱」という苗字は確かに珍しく、一見すると芸名のようにも思えますが、これが本当の苗字なんですね。
「蓬莱」という言葉自体は、中国の伝説に登場する仙人が住むとされる山の名前で、「理想郷」「不老不死の地」といった意味を持ちます。非常に縁起の良い、そして神秘的な響きを持つ苗字です。
息子さんも「蓬莱一斗(ほうらい かずと)」という名前で、こちらも非常に印象的な名前です。前述のとおり、親子ともに本名で演劇界で活躍しているんですね。
蓬莱竜太の現在の妻と息子は?国籍や学歴に本名についても|まとめ
今回は、劇作家・脚本家の蓬莱竜太さんについて、現在の妻、息子、国籍・学歴・本名など、様々な角度から詳しく調べてみました。
リサーチして分かったことをまとめておきましょう。
- 蓬莱竜太さんの現在の妻は、女優の伊藤沙莉さんです。2021年に舞台「首切り王子と愚かな女」で出会い、交際を経て、2025年1月に正式に結婚を発表しました。18歳の年齢差を超えた歳の差婚は大きな話題となりました。
- 息子の蓬莱一斗さんは、父親と同じ演劇の道を選び、劇作家・演出家・役者として活躍しています。1999年生まれの24〜25歳で、演劇ソロユニット「ナキワスレ」を主宰。父親との関係も非常に良好で、伊藤沙莉さんとも良い関係を築いています。
- 国籍については、蓬莱竜太さんは日本国籍で、兵庫県神戸市出身です。ネット上では、外国籍を噂する声もささやかれていますが、いずれも憶測の域を出ないものです。
- 学歴は、石川県立羽咋工業高等学校デザイン科を卒業後、1996年に舞台芸術学院演劇科本科を卒業。担任教師の勧めで演劇部に入ったことが、劇作家としてのキャリアの始まりでした。
- 本名は「蓬莱竜太」で、芸名ではありません。珍しい苗字ですが、これが本当の名前です。「蓬莱」という理想郷を意味する縁起の良い苗字を持つ蓬莱さんは、その名に恥じない素晴らしい作品を生み出し続けています。
劇作家として、父親として、そして夫として、多くの人々に影響を与え続けている蓬莱竜太さん。これからも演劇界の第一線で輝き続けると同時に、伊藤沙莉さんとの幸せな家庭を築いていくことでしょう。
二人の今後の活躍と幸せを、温かく見守っていきたいですね。