
「函館本線」や「アメリカ橋」などのヒット曲で知られる演歌歌手の山川豊さん。紅白歌合戦にも出場し、日本の演歌界を代表する歌手として長年活躍されてきました。
そんな山川さんが2024年1月に重大な病気を公表されたことは、多くのファンに衝撃を与えました。ステージ4という深刻な状況にもかかわらず、前向きに治療と向き合い、歌手活動を続けている姿には多くの人が勇気づけられています。
今回は、山川豊さんの病気の詳細や現在の状況、そして治療の経過について詳しく見ていきたいと思います。
山川豊は病気【肺がんステージ4】なの?
山川豊さんは2024年1月10日、ステージ4の肺がんであることを公表しました。病気が発覚したのは2023年11月のことで、毎年受けていた定期検査で腫瘍マーカーの数値が異常に高くなっていることが判明したそうです。
2年前の検査では腫瘍マーカーの数値が8.8だったものが、2023年の検査では78と約10倍に跳ね上がっていたといいます。その後、CT検査を受けた結果、右の肺にがんが見つかり、12月の精密検査でステージ4と診断されました。

さらに診断時には、肺がんが脳と脊髄の2カ所にも転移していることが判明しました。ステージ4というのは、がんが他の臓器に転移している状態を指し、手術が困難な段階とされています。
山川さんが患っているのは非小細胞肺がんの腺がんというタイプで、これは喫煙とは関係なく発症することが多いそうです。山川さん自身も以前はヘビースモーカーだったそうですが、このタイプのがんは喫煙歴に関わらず発症する可能性があります。
山川豊は脳梗塞なの?
インターネット上では「山川豊 脳梗塞」というキーワードで検索されることがあるようですが、山川さんが脳梗塞を患っているという情報は確認できませんでした。

おそらく、肺がんが「脳に転移している」という情報が、「脳梗塞」と混同されて広まってしまった可能性が高いと思われます。脳転移と脳梗塞はまったく異なる病態ですが、どちらも「脳」に関わる病気であるため、誤解が生じたのかもしれません。
山川さんの病状は肺がんのステージ4で、脳と脊髄への転移が確認されているという状態です。脳梗塞ではなく、あくまでも肺がんの転移による症状であることを理解しておく必要がありますね。
山川豊の現在の画像はある?

山川豊さんは闘病中も精力的に活動を続けており、様々なメディアに出演されています。

2024年4月には医師の許可を得て仕事に復帰し、2024年10月19日には66歳の誕生日を記念したディナーショーを開催しました。
このディナーショーでは、ファンの前で代表曲「アメリカ橋」など全15曲を力強く歌い上げる姿が報道されています。治療の副作用で体重が3キロほど増え、ややふっくらした顔つきになったそうですが、笑顔で「歌えるまでに回復しました」と語る姿が印象的でした。
また、2025年2月には兄の鳥羽一郎さんとともに「木村家ファミリーコンサート」に出演し、元気な姿を見せています。インスタライブでファンとの交流も続けており、闘病中の様子が写真や動画で公開されています。
2025年4月には息子さんとの親子ショットをブログで公開するなど、日常生活の様子も時折発信されています。
山川豊の余命に関する情報はある?
余命に関しては、山川さん本人が興味深いエピソードを語っています。インターネットでがんについて調べると「余命何年」といった情報が出てくるそうですが、担当医師からは「半分以上嘘だから見ない方がいい」とアドバイスされたそうです(女性セブンプラス)。
現代の医療では、個々の遺伝子に合った分子標的薬の開発が進んでおり、山川さんも「タグリッソ」という治療薬を服用しています。この薬が幸運にも山川さんに効果を発揮しており、2025年2月の時点では脊髄への転移は消失し、脳のがんも小さくなっているとのことです(yahoonews)。

山川さん自身も「脊髄に転移していると言っていたのを先生に確認したら『何が?』と言われた。先生も忘れるくらい、がんは消えていました」と語っており、治療の効果が着実に現れていることがわかります。
医師からも「現状維持」という評価をもらっているそうで、山川さんは「3年このままの感じで歌えれば、もう最高」と前向きな姿勢を見せています。
ステージ4の肺がんという診断を受けた当初、山川さんは兄の鳥羽一郎さんに「葬式はこうして、お墓はこうして」と相談したそうですが、鳥羽さんから「馬鹿野郎!どんなことをしてもいいから治せ!」と一喝されたといいます。この兄の言葉が、山川さんに前を向く勇気を与えたそうです。
山川豊は病気で現在の画像はある?ステージ4や脳梗塞とも囁かれるなかでの余命についても|まとめ
今回は、山川豊さんの病気の詳細・画像や現在の状況、ステージ4や脳梗塞とも囁かれるなかでの余命に関する情報について調査しました。
リサーチして分かったことをまとめておきましょう。
- 山川豊さんは2024年1月にステージ4の肺がんを公表し、脳と脊髄への転移も明らかにされました。脳梗塞という情報は誤解で、実際には肺がんの脳転移という状態です。診断当初は深刻な状況でしたが、遺伝子に合った分子標的薬「タグリッソ」による治療が功を奏し、2025年2月時点では脊髄への転移が消失し、脳のがんも縮小しているという明るい報告がされています。
- 診断当初は深刻な状況でしたが、遺伝子に合った分子標的薬「タグリッソ」による治療が功を奏し、2025年2月時点では脊髄への転移が消失し、脳のがんも縮小しているという明るい報告がされています。
- 現在も治療を続けながら精力的に歌手活動を行っており、ディナーショーやコンサートで元気な姿を見せています。余命については確実な予測は困難ですが、医療の進歩と本人の前向きな姿勢、そして家族やファンの支えによって、病気と上手に向き合いながら活動を続けています。
山川さんの「がんと共存しながら頑張っていく」という言葉には、同じ病気で闘っている人々への励ましのメッセージも込められています。これからも山川豊さんの力強い歌声が、多くの人々に勇気と希望を与え続けてくれることを願っています。
