2025年シーズン、女子ゴルフ界で圧倒的な輝きを放った佐久間朱莉さん。ツアー4勝を挙げ、初の年間女王に輝いた佐久間さんですが、インターネット上では「口蓋裂」や「口元の病気」といったキーワードで検索されることがあります。これは事実なのでしょうか。
また、佐久間さんのゴルフ人生を支えてきた父親や出身高校についても詳しくご紹介します。
佐久間朱莉は口蓋裂だったの？
結論から言うと、佐久間朱莉さんが口蓋裂だったという事実は確認されていません。これは完全な誤情報です。
ではなぜこのような噂が流れたのでしょうか。検索キーワードに「口元」という言葉が含まれるのは、写真や動画によって表情のクセが気になる人がいたり、鼻下が長く見える角度があるという意見があったためです。インターネット上で一部の視聴者がこうした点を話題にしたことから、誤った情報が広がった可能性があります。
しかし、多くのファンからは「自然でチャーミング」「笑顔がかわいい」と好意的な声が圧倒的に多く、口元の印象も個性として愛されているポイントです。佐久間さんの魅力は、その明るい笑顔と確かな実力にあります。
佐久間朱莉さんは2002年12月11日生まれの女子プロゴルファーで、父の影響で3歳からゴルフを始めました。ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーの第一期生(厳密には0.5期生)としても知られ、2021年度のプロテストでトップ合格を果たしました。健康や美しさに関する不当な憶測は、彼女の実力や成果に対する公正な評価を損なうものです。
佐久間朱莉の父はどんな人？
佐久間朱莉さんの父親は佐久間浩太郎さんといいます。日本大学出身で、現在は娘のゴルフキャリアを支える重要な存在です。
佐久間さんがゴルフを始めたきっかけは、3歳の時に父親と一緒に練習場へ足を運んだことでした。浩太郎さんはゴルフ好きで、娘を練習場に連れて行ったことが、今日のプロゴルファー・佐久間朱莉を生むきっかけとなったそうです。
浩太郎さんは、佐久間さんのキャディを務めることも多く、常に朱莉さんに寄り添い、精神的な支えとなっています。小学生時代の大会では父親がキャディを務めていたそうで、現在でも時折キャディとしてサポートしています。佐久間さんは父の日に「良いときも悪いときもいつも見守ってくれた」「毎試合会場に来てサポートしてくれるので、力になっています」と感謝の言葉を述べています。
母親が遠征に同行できない時には、父親が代わりにおにぎりを握ってサポートすることもあったそうです。こうしたエピソードからは、深い家族の絆と愛情が感じられますね。
2021年6月、娘のプロテスト合格を受けた浩太郎さんは「意思が強く、プレーも練習も淡々とこなすタイプです。とにかく『いつも笑顔で』とは伝えています。悪いときも笑顔でいて、皆さんから愛されるプロになってほしい」と語っていました。
佐久間さんには2歳年上の兄・怜央さんがいます。面白いことに、お兄さんがゴルフを始めたきっかけは、妹である佐久間さんなのだそうです。妹が先にゴルフを始めていた影響で、兄もゴルフを始めたという珍しいケースです。
怜央さんは埼玉平成中学校・高校時代からジュニア大会で活躍し、その後立教大学のゴルフ部で主将を務めるなど活躍しました。プロゴルファーではありませんが、ベストスコアは「68」という実力の持ち主でトップアマチュアレベルの腕前です。兄妹で一緒に練習を重ねた時間があったのかもしれませんね。
母親は美樹子さんというお名前で、彼女も佐久間さんの試合を応援していますが、仕事の関係で毎回は試合に来られないこともあるようです。それでも、佐久間さんは「どこにいても気持ちは近くにいる」と語り、母親の存在が大きな支えになっていることを示しています。
佐久間家は父母兄の4人家族で、まさにゴルフ一家です。こうした温かい家族の支えが、佐久間朱莉さんの成長を支えているのです。
佐久間朱莉の出身高校はどこ？
佐久間朱莉さんの出身高校は、埼玉県入間郡にある私立「埼玉平成高等学校」です。
埼玉平成高等学校は中高一貫校ですが、佐久間さんは高校から入学しました。同校は部活動が非常に盛んで、女子サッカー部やアメリカンフットボール部、チアダンス部などが有名です。また、サッカーに特化した進学サッカーコースがあるのも特徴で、多くのプロサッカー選手も輩出しています。
高校時代、佐久間さんはゴルフ部に所属し、同級生と一緒に切磋琢磨しながら成長していきました。高校在学中は特にゴルフに情熱を注ぎ、数々の大会で優れた成績を収めています。例えば、国体のゴルフ女子団体に埼玉県代表として出場し、見事優勝を果たしました。また、日本ジュニアゴルフ選手権競技でも女子15〜17歳の部で準優勝を収め、注目を集める存在となりました。
2019年の「樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメント」では27位タイでローアマチュアを獲得し、2020年にはJGAナショナルチームに選抜されるなど、高校時代から将来が期待される有望選手として注目を集めていました。
ただし、佐久間さんのゴルフの腕前を本格的に磨き上げたのは、中学3年時から入門した「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」です。2018年3月、高校入学前に尾崎将司さんが設立したこのアカデミーに入門することとなりました。西郷真央さんは1つ年上のアカデミー同1期生ですが、佐久間さんによると西郷さんが1期生で、自身はその少し前に弟子入りしていたことから0.5期生、アカデミー講師をしていた原英莉花さんは0期生だと語っています。
ジャンボ尾崎さんから最初に指摘されたのは『飛距離』でした。「とにかく振れって言われ続けました。短くて重いミニクラブを、ひたすら素振りでマン振りしました」と佐久間さんは語っています。当時220ヤードほどだった飛距離が、155センチの身長ながら、今ではプロとそん色ない240〜250ヤードまで伸びました。
佐久間さんが生まれたのは、ジャンボさんが55歳で最後のツアー優勝を飾った2002年。最初はジャンボさんを知らなかったそうですが、練習場に通ううちに、その存在の大きさを実感するようになったと語っています。
中学校は地元の公立校「川越市立名細(なぐわし)中学校」です。中学時代は埼玉県内にある「石坂ゴルフ倶楽部」へ週に一度通い、スイングを磨く日々でした。2016年には関東ジュニアゴルフ選手権女子12〜14歳の部で見事に優勝を飾っています。
そして私立埼玉平成高等学校卒業直後の2021年6月、佐久間さんはトータル18アンダーの単独トップでプロテストに一発合格しました。初受験ながら2位に3打差をつける快走で、その実力の一端を見せつけたのです。「プロテストトップ合格を目標にやってきたので、うれしいと安心したという両方の気持ちがあります」と胸に秘めていた思いを実現させ、ラウンド後には笑顔が弾けました。
佐久間朱莉は口蓋裂で口元に病気があった？父や高校についても｜まとめ
今回はプロゴルファーの佐久間朱莉さんについて、口蓋裂で口元に病気があったという噂の真相や、父や高校について調査しました。
リサーチしてわかったことをまとめておきましょう。
- 佐久間朱莉さんが口蓋裂だったという情報は完全な誤解で、事実ではありません。公開されている写真からもそのような医学的症状は一切確認できず、口元の印象は個性として多くのファンから好意的に受け止められています。
- 父親は佐久間浩太郎さんで、日本大学出身です。3歳の時に父親と一緒に練習場へ行ったことがゴルフを始めるきっかけとなりました。浩太郎さんはキャディを務めることも多く、常に娘に寄り添い精神的な支えとなっています。「良いときも悪いときもいつも見守ってくれた」と佐久間さんが感謝の言葉を述べるほど、深い絆で結ばれています。
- 家族構成は父母兄の4人家族。2歳年上の兄・怜央さんもゴルファーで、妹の影響でゴルフを始めたという珍しい経緯を持ち、立教大学ゴルフ部で主将を務めるなど活躍しました。
- 出身高校は埼玉県の私立「埼玉平成高等学校」です。高校時代はゴルフ部に所属し、国体女子団体で優勝するなど数々の大会で優れた成績を収めました。中学3年時からは尾崎将司さんが主宰する「ジャンボアカデミー」に入門し、飛距離を伸ばすための厳しい練習を重ねました。
- 2021年6月、高校卒業直後にプロテストをトータル18アンダーでトップ合格。2025年シーズンには「KKT杯バンテリンレディス」「ブリヂストンレディス」「アース・モンダミンカップ」「マスターズGCレディース」で優勝を飾り、年間4勝を達成。初の年間女王(メルセデス・ランキング1位)に輝きました。
「いつも笑顔で」という父の教えを胸に、明るい笑顔と確かな実力で多くのファンを魅了し続ける佐久間朱莉さん。これからの活躍にも目が離せませんね。
