演歌界で活躍する市川由紀乃さんが2024年に病気を公表し、多くのファンが心配していました。2025年に入り歌手活動を再開した市川さんですが、現在の様子はどうなのでしょうか。
また、市川さんの人生を大きく支えてきたお兄様についても触れながら、詳しくご紹介していきます。
市川由紀乃の病気の現在の画像はある?
市川由紀乃さんは2024年12月23日に、活動休止後初となるインスタライブを配信しました。この時の様子が多くの報道でも取り上げられています。配信では、白いセーターとニットキャップ姿で登場し、明るい笑顔で「みなさん、こんにちは。市川由紀乃です!ご無沙汰しております。お元気ですか?」と挨拶しました。
この配信には約800名近くの視聴者が集まり、市川さんへの応援のメッセージが寄せられました。ご本人は、闘病中に多くの励ましをいただいたことへの感謝を述べ、やむなく降板した舞台関係者や代役を務めた方々一人ひとりの名前を挙げて丁寧にお詫びを伝えていました。
2025年2月20日には、東京都内で活動再開の取材会を開きました。この場で市川さんは「体力的にはまだ以前の50%ぐらいの感じですが、気力は100%です!人生一度、いま歌える歌を届けていきたい」と元気いっぱいに復調をアピールしています。
現在の画像については、公式サイトやニュース報道などで取材会やインスタライブの様子が公開されています。健康的な表情で前向きに活動再開に臨む姿が写されており、ファンの皆さんに安心を与えるものとなっています。
市川由紀乃の病気のきっかけは?
市川さんが病気を発見したきっかけには、先輩歌手の由紀さおりさんの存在が大きく関わっています。実は市川さん、2023年頃から不正出血や腰痛、鼻血などの症状が出ていたそうです。しかし、市川さんはそれまでずっと健康で病院にお世話になることのない人生を歩んできたため、かかりつけ医もおらず、「50代を目前にホルモンバランスの変化から体が変わる時期だから」「これは誰もが通る道なんだ」と考え、あまり重く受け止めていなかったそうです。
転機となったのは、仕事でご一緒することの多かった由紀さおりさんが「最近どう?」と気にかけてくださったことでした。
近況をお話しすると、由紀さんは即座に「まずは検査を受けなさい」と話し、ご自身が信頼する病院の先生を紹介してくれたそうです。
しかもその上、先生と連絡を取って1週間後に検査を受けられるよう段取りまでしてくれたのだとか。
2024年6月、市川さんは検査を受けた結果、「卵巣腫瘍の疑い」があるとの診断を受けます。ちょうど松平健さんの座長公演のお稽古1回目を終えたところで、病院から「すぐ来てください」と連絡を受け、「悪性の可能性が高いので入院、手術が必要です。仕事はいったん全部ストップしてください」と告げられました。
緊急の治療が必要という医師の判断もあり、翌日のお稽古にはもう出られず、活動を休止して治療に専念することになりました。
市川由紀乃の病気のステージはいくつ?
市川由紀乃さんは2024年7月末に手術を受け、その後の診断で卵巣がんであることが判明しました。8月21日には公式サイトで「診断の結果、卵巣がんでありましたため病院にて適切な処置を受け、このたび担当医の指導のもと再発防止を目的として抗がん剤治療に入ることとなりました」と発表しています。
がんのステージ(進行度)については、公式には発表していません。ただし、再発防止を目的として抗がん剤治療が行われたこと、そして2024年12月には予定していた6回の抗がん剤治療が無事終了したことが報告されています。
市川さんご本人はブログで「正直を言うとネガティブな気持ちになることもありますが、今までの経験から私は、神様は乗り越えられない試練は与えられないと信じています。ですから今回も必ず乗り越えて、元気になった私の歌を聞いていただきたいと思っています」と前向きな決意を語っています。
現在は心身ともに安定した状態にあり、一定期間検査を続けながら、体調に配慮しつつ徐々に従来のペースでの活動に戻していく予定とのことです（oriconnews）。
市川由紀乃の兄の死因はなに?
市川由紀乃さんには、8歳年上のお兄様がいました。お兄様は生まれつき脳性麻痺という障害を抱えていました。脳性麻痺は出産時のトラブルによって脳に損傷を受け、運動機能が低下してしまう病気で、日常生活には介護やケアが必要な状態でした。
市川さんが中学1年生の時にご両親が離婚し、それ以降はお母様の松村栄子さんが女手ひとつで、お兄様と市川さんの二人を育ててきました。お兄様は、妹である市川さんが歌手として活躍することを誰よりも応援してくださっていたそうです。
市川さんが2002年から4年半ほど燃え尽き症候群で活動を休止していた時期には、お兄様は市川さんが歌手を辞めたことが理解できず、「何で新曲が出ないの?いつテレビに出るの?」とかんしゃくを起こすようになったといいます。そんなお兄様と接するうちに、市川さんは自分がまだ歌を好きなこと、歌手として不完全燃焼だということに気づき、もう一度歌の世界に戻る決意をしたのです。
お兄様は2008年、39歳の若さで亡くなりました。死因は風邪をこじらせ、腸閉塞から敗血症を発症したことによるものだったそうです。
2016年に市川さんが念願の紅白歌合戦に初出場した際には、お母様が客席から見守る中、8年前に亡くなったお兄様が生前に送ってくれた手紙を懐にしのばせて『心かさねて』を歌唱しました。市川さんは今もステージに立つときは、お兄様がくれた手紙をお守りにしているそうです。
市川由紀乃の病気の現在の画像はある?最近の様子や兄の死因についても｜まとめ
今回は、演歌歌手・市川由紀乃さんの病気について、病気のきっかけや現在や最近の様子、また病気のステージについて、ほかにもお兄様の死因について調査しました。
リサーチして分かったことをまとめておきましょう。
- 市川由紀乃さんは2024年6月に卵巣がんと診断され、手術と6回の抗がん剤治療を経て、2025年3月から歌手活動を再開しました。現在の様子は、インスタライブや取材会の画像で確認でき、健康的な笑顔で前向きに復帰に臨んでいます。
- 病気を発見できたきっかけは、先輩歌手の由紀さおりさんが背中を押してくださり、検査を受けるよう段取りまでしてくださったことでした。
- がんのステージについては公表していませんが、適切な治療を受け、現在は心身ともに安定した状態とのことです。
- 市川さんの人生を大きく支えてきたお兄様は、生まれつき脳性麻痺の障害を抱えながらも、妹の歌を誰よりも応援してくださっていました。2008年に風邪をこじらせ、腸閉塞から敗血症を発症して39歳で亡くなりましたが、市川さんは今もお兄様からの手紙をお守りとしてステージに立っています。
様々な困難を乗り越えてきた市川由紀乃さん。これからも温かい歌声で私たちに感動を届けてくれることでしょう。
復帰後のさらなる活躍を心から応援したいですね。
