
ドラマや映画で注目を集める若手俳優・坂東龍汰さん。ニューヨーク生まれという経歴や流暢な英語力が話題になっていますが、どのような学校で学んできたのでしょうか。
今回は坂東龍汰さんの学歴や英語力、そして出身地について詳しくご紹介していきます。
坂東龍汰の学歴は?
坂東龍汰さんは、幼稚園から高校まで一貫してシュタイナー教育を実践する学校に通っていました。大学には進学していません。それでは、各学校について詳しく見ていきましょう。
坂東龍汰の出身中学はどこ?
坂東龍汰さんの出身中学は「学校法人北海道シュタイナー学園いずみの学校中等部」です。所在地は北海道虻田郡豊浦町東雲町にあり、6歳から15歳までの一貫教育を行っている学校です。

この中学校には偏差値という概念がありません。なぜなら、シュタイナー教育ではテストや通信簿が存在せず、個々の成長を重視した独自の評価方法を採用しているからです。
中学時代の坂東さんは演劇活動を続けていました。また、中学に入るまで自分が受けている教育が世間一般とは違うことを知らなかったとインタビューで語っています。家庭でもシュタイナー思想が徹底されており、中学生になってようやくテレビやゲームが世の中に普通に存在することを知ったそうです。
面白いエピソードとして、学校では電子機器類全般が禁止だったものの、カメラだけは許されていたそうです。坂東さんの趣味である写真撮影は、中学1年生の頃から始まり、独学でカメラの使い方を学んでいったそうです。
坂東龍汰の出身高校はどこ?
坂東龍汰さんの出身高校は「北海道シュタイナー高等学園いずみの学校」です。こちらも北海道虻田郡豊浦町東雲町にあり、中学校と同じ場所にあります。

高校時代は寮生活を送っていました。この時期に坂東さんの俳優への道が開けることになります。
高校では体育の授業で社交ダンスと出会い、すぐにハマってしまいました。坂東さん自身が先生にお願いして社交ダンス部を作り、その部員第一号となります。北海道大会では3位に入賞するほどの実力をつけ、プロからも誘われたそうですが、ペアを組んでいた相手が「映画監督になりたい」という夢を持っていたため、プロの道には進まなかったのだとか。
最近、鳴子くんが気になって調べたところ、3歳までNY、油絵、社交ダンス、スノボ等々の特技をお持ちで、ストロベリーナイトで重岡くん殺して(←言い方)、廉くんとはホテルで2時間もお話、ステイホーム中も電話するほど仲良しの末澤誠也くんに激似、実力派俳優 坂東龍汰くんという事が判明致しました。 pic.twitter.com/Qc4ebtXWGf
— 😬 (@kinprekobe) July 3, 2020
また、演劇のカリキュラムがあり、卒業公演で主演を務めました。東京から来た演出家に本格的な指導を受け、朝から晩まで1ヶ月間練習に励みます。本番でお客さんの反応を感じた時、「これまでにないほどエモーショナルでゾクゾクして、自分が誰かに影響を与えられるってすごい!コレしかない!」と思い、俳優を志すようになったそうです。
高校2年生の時にはニュージーランドへ半年間の留学も経験しています。
高校3年生の修学旅行ではスイスのシュタイナー教育の聖地「ゲーテアヌム」を訪れ、世界12カ国からシュタイナー学校の生徒が集まるイベントに参加しました。さまざまな人種の人たちと交流し、国際的な視野を広げる貴重な経験をしています。

また、高校のキャンプで大雪山を1週間縦走し、お風呂に入れない日々が続いたため、雪解け水が溜まった小さな湖で髪を洗ったというワイルドなエピソードもあります。
高校の卒業制作ではクレイアニメーション「目の雫」を制作しました。当初5分程度の短編を作る予定でしたが、最終的には22分の長編になったそうです。ストーリーを考えるところから始まり、人形を作って音楽をつけ、セットや背景画も全部自分で描いたという力作です。
坂東龍汰の出身大学はどこ?
坂東龍汰さんは大学に進学していません。
高校卒業後わずか2週間で実家を出て、兵庫県の有馬温泉の旅館で住み込みのアルバイトを始めました。目標は上京資金の100万円を貯めることです。1年間働いて見事に100万円を貯め、東京へと向かいます。

高校時代から「俳優になりたい」と思っていたものの、家族や周りの人にはずっと言えずにいたのだとか。高校3年生になってようやく「俺テレビ出る!おら東京さ行く!」と宣言したそうです(tvガイドweb)。
上京後は同じくシュタイナー教育を受けていた俳優の村上虹郎さんに相談したところ、現在の事務所を紹介してもらいました。履歴書と一緒に自作の絵や写真、クレイアニメーションの映像を添えて送ったところ所属が決まり、2017年に俳優としてデビューしています。
坂東龍汰の英語がすごい理由は?
坂東龍汰さんの英語力が話題になったのは、2023年に放送されたドラマ『王様に捧ぐ薬指』でのワンシーンがきっかけです。作中で英語を話す場面があり、ネイティブに近い発音とスムーズな話し方が「まるで帰国子女のよう」「発音が完璧!」と視聴者から称賛を受けました。
ねぇ待って坂東龍汰でてきて1言目から英語でちぬ。坂東龍汰の英語やばいんだぜ。
— イモるが正義 (@nk_415tj) April 18, 2023
そして相変わらずかっこいいし、また新しい役で神山絢斗で開始1秒で坂東龍汰の演技が好きだと再確認した。#王ささ #王様に捧ぐ薬指 #坂東龍汰 pic.twitter.com/Ku4ogalShA
坂東さんが英語を話せる理由はいくつかあります。
まず第一に、ニューヨークで生まれ3歳まで現地で暮らしていたことです。幼少期に英語環境にいたことが、後の英語学習の基盤になった可能性があります。また、ご両親も長年アメリカで生活していたため、家庭内でも英語に触れる機会があったかもしれません。
第二に、高校2年生の17歳の時にニュージーランドへ半年間留学した経験です。この留学が英語力を磨く大きなきっかけとなりました。高校生という自発的な学びが増える年齢での留学が、語学力に大きな影響を与えたと考えられます。
第三に、高校3年生の時にスイスを訪れた際、世界12カ国からシュタイナー学校の生徒が集まるイベントに参加し、ブラジルなどさまざまな国の人たちと英語で交流した経験も英語力向上に役立っています。

ただし、坂東さん本人はインタビューで「ネイティブスピーカーではない」と謙遜しています。「街で外国の方に道を聞かれたら答えられるとか、海外の友人も多いので、そこでの会話ぐらいはできますが、英語でお芝居ができるかと言われたら、それは無理です」と語っています。
しかし、同じインタビューでは「ハリウッドのオーディションを受けてみたい」とも話しており、海外進出も視野に入れて英語の勉強を続けているようです。
坂東龍汰の出身は北海道なの?
坂東龍汰さんの出身地については、出生地と育った場所が異なります。
出生地はアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市です。お父さんの仕事の都合でニューヨークで生まれ、3歳まで現地で暮らしていました。
3歳の時に家族で日本へ帰国し、北海道伊達市に移住しました。お父さんが「農業しよう!自給自足だ!」と突然方向転換し、北海道でワイン作りを始めることになったためです。

北海道に移住後は、内浦湾を望み洞爺湖の近くにある自然豊かな環境で育ちました。幼稚園から高校まで18歳までの15年間を北海道で過ごしているため、育ちは完全に北海道です。
したがって、「出身は北海道」という噂は正確には「育ちが北海道」ということになります。生まれはニューヨークですが、物心つく前に北海道へ移住し、青春時代のすべてを北海道で過ごしたため、坂東さん自身も北海道育ちとしてのアイデンティティを持っていると考えられます。

ちなみに、ニューヨークでの記憶はほとんどなく、移住したこと自体も覚えていないと語っています。
坂東龍汰の学歴【高校】と英語力がすごい!出身が北海道という噂についても|まとめ
今回は若手俳優の坂東龍汰さんについて、学歴(出身高校など)や英語力の秘密、さらには出身が北海道という噂について調査しました。
リサーチしてわかったことをまとめておきましょう。
- 坂東龍汰さんは、ニューヨークで生まれ3歳で北海道へ移住し、18歳まで北海道虻田郡豊浦町にある「いずみの学校」でシュタイナー教育を受けて育ちました。
- 英語力については、ニューヨークで生まれた帰国子女であることに加え、高校時代のニュージーランド留学やスイスでの国際交流経験が大きく影響しています。日常会話レベルは問題なく、ドラマで披露した英語も視聴者から高い評価を受けています。
- 大学には進学せず、高校卒業後すぐに俳優を目指して上京した坂東さん。住み込みのアルバイトで100万円を貯めるという強い意志と行動力を持ち、現在では人気俳優として活躍しています。
ニューヨーク生まれ、北海道育ち、シュタイナー教育という特別な環境で培われた感性と英語力を武器に、これからも国内外での活躍が期待される坂東龍汰さん。今後の活躍から目が離せませんね。