「スマイルシンデレラ」の愛称で知られる渋野日向子選手。2019年の全英女子オープンで見せた笑顔とプレーは、多くのゴルフファンの心を掴みました。そんな渋野さんの年収や現在の活動、プライベートでの愛車について、気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、渋野日向子選手のお金と車、そして近況にスポットを当ててご紹介します。
渋野日向子の年収はいくら？これまでの年収推移についても
これまでの年収推移も見てみましょう。プロゴルファーという職業柄、渋野日向子選手の年収は、その年の成績や活動内容によって大きく変動しています。特に2019年は渋野日さんにとって飛躍の年となりました。
2019年は、海外メジャーのAIG全英女子オープンで日本人として42年ぶりとなるメジャー制覇を達成。この大会での優勝賞金だけで約7200万円を獲得しました。さらに国内ツアーでも4勝を挙げ、年間賞金ランキング2位に輝き、国内での獲得賞金は約1億5261万円に達しました。これらを合算すると、2019年の賞金総額は約2億3000万円となり、まさに大ブレイクの年となりました。
2020年は新型コロナウイルスの影響で世界中のツアーが制限され、出場機会が減少。この年の獲得賞金は約5100万円にとどまりました。
2021年と2022年には、米国LPGAツアーへの本格参戦が始まり、それぞれ約1億2000万円、約8000万円の賞金を獲得しています。2023年は成績に波があり、年収は約1900万円と大きく減少しましたが、2024年には約2億6470万円の賞金を獲得し、復調の兆しを見せています。
渋野日向子の賞金の内訳は？
渋野日向子選手の収入源は、大きく分けて3つあります。
まず最も大きな収入源が、ゴルフツアーでの賞金です。2024年は米国LPGAツアーを主戦場として24試合に出場し、約2億6470万円の賞金を獲得しました。特に注目すべきは、メジャー大会での好成績です。全米女子オープンで2位、全米女子プロで7位に入賞し、この2大会だけで約2億3440万円という高額賞金を手にしています。
次に重要な収入源が、スポンサー契約料です。渋野選手は現在13社の企業とスポンサー契約を結んでいます。所属先のサントリーからは年間約1億円の契約金を受け取っているとされ、その他のスポンサー企業からも各社2000万円程度の契約金があると推定されています。2023年にはレクサスUSAとも契約を結び、スポンサー契約の総額は年間約2億5000万円に達すると見られています。
さらに、テレビ番組への出演料も収入源の一つです。知名度が高い渋野選手の出演料は1回あたり100万円以上と考えられており、スポーツ番組やバラエティ番組、特番などに不定期で出演しています。
渋野日向子の近況｜現在は何をしているの？
2024年シーズンの渋野日向子選手は、米国女子ツアーを主戦場として戦い続けました。しかし、年間を通じて優勝はなく、トップ10入りも2回にとどまるなど、厳しいシーズンとなりました。年間ポイントランキングは104位となり、来季の優先的な出場権を得る上位80人に入ることができませんでした。
そのため、渋野選手は2024年12月に米女子ツアーの最終予選会に挑戦しました。悪天候による中断や日没サスペンデッドなど、過酷な条件の中での戦いとなりましたが、最終的に24位タイでフィニッシュし、来季の限定的な出場資格を獲得しました。権利確定後には涙を流し、「もう二度と来ないように、はい上がる」と決意を語っています。
2025年に入り、渋野選手は新たな挑戦をスタートさせました。過去3年間はアジアシリーズから参戦していましたが、同年は「個人的にはやっぱりフロリダから行きたい」とコメントし、米本土での開幕を選択。2月6日開幕の「ファウンダーズカップ」(フロリダ州)でシーズンインを果たしました。出場できる試合には積極的に参戦する意向を示し、海外での合宿で例年より早めの開幕に備えてきました。
ファウンダーズカップでは初日に75を叩いて出遅れ、最終成績は67位という結果となりましたが、この戦いで見えた課題と可能性を糧に、復活への道を歩み続けました。
じつは、2025年シーズンに向けて、渋野選手はクラブセッティングを大幅に変更していたそうです。ドライバーからアイアンまで一新し、フィーリングのずれを感じていたパターも変更。より感覚に合ったモデルに切り替えたことで、ショートゲームの安定性向上を図っています。フィジカルトレーニングとスイング改造にも取り組み、体幹トレーニングや下半身の安定を重視したフォーム改善に着手。その結果、ヘッドスピードが上がり、平均飛距離も回復傾向にあります。
どこの国でもスマイルシンデレラの渋野選手は人気者！#AIG全英女子オープン #渋野日向子 pic.twitter.com/3CeZJFhhb1
— TheOpenJP&AIGWomen'sOpenJP (@TheOpenJP) August 22, 2024
国内ツアーにも散発的に参戦しており、2024年10月のTOTOジャパンクラシックでは、ラウンド後に長蛇の列を作るファンに対して笑顔でサイン対応する姿が話題となりました。「やっほ〜」「ありがとう!」と元気な声をかけ、一人ひとりの目を見ながら丁寧に対応する姿は、「スマイルシンデレラ」の名にふさわしいものでした。
また、2025年10月には国内大会のスタンレーレディスホンダゴルフトーナメントに出場しましたが、予選落ちという結果に終わりました。初日はノーボギーで完走したものの、2日目は序盤からボギーが先行し、「結構ショック」と悔しさを滲ませました。パットの修正を急ぎながら、国内連戦に臨みました。
渋野選手は2028年ロサンゼルス五輪出場も視野に入れています。小学2年から6年までプレーしていたソフトボールが五輪競技に復活する大会であり、ゴルファーとして出場できれば願ってもない”共演”となります。「1年1年というか、1試合1試合がすごく大事になる。早く勝ちたいというのがあるので、自信を持ってシーズンインできるようなオフにしたい」と、長期的な目標も掲げています（ゴルフニュース）。
2025年12月には自身のInstagramで今季終了を報告し、「今年は不甲斐ない結果ばかりにも関わらず、たくさんのご声援本当にありがとうございました。」と前向きなメッセージを発信。試合中の笑顔も増え、渋野らしさが戻ってきたと感じるファンも多く、2026年は「再始動の年」として注目が集まっています。
渋野日向子の愛車はどんな車？
渋野日向子選手の愛車といえば、レクサスNXです。この高級SUVは、2018年に渋野さんが20歳の時に購入したもので、プロテストに合格した記念すべき年の買い物でした。新車価格は約500万円とされ、渋野選手自身は「もう少し大きな車が欲しかったけど、ぶつけるのが怖くて小さめにした」と語っています。
レクサスを購入したきっかけは、父親からの「プロゴルファーは夢を与えるのが仕事」という言葉だったそうです。高級車を持つことで、若い世代に夢を与えたいという思いが込められていました。
さらに2023年7月には、レクサスUSAとスポンサー契約を結び、自身のInstagramで「プロになって最初の賞金で買ったのがレクサスNXで、レクサスと契約することが私の夢のひとつでした」と喜びを表現しています。
レクサスを購入する前、渋野選手が初めて買った車は日産ノートだっという情報もあります。車体色はスチールブルーで、ナンバーは自身の名前にちなんで「175」(ひなこ)。この車は後に、小学校時代に所属していたソフトボールチームのコーチに譲ったというエピソードがあります。
また、2019年の大活躍により、渋野選手は優勝副賞として5台もの高級車を獲得しました。メルセデス・ベンツCクラス、ジャガーE-PACE、スバル・フォレスター、BMW、そしてもう1台のメルセデス・ベンツです。これらの車は父親にプレゼントしたとのことで、親孝行のエピソードとしても話題となりました。
渋野選手は車の運転が好きで、「車に乗るとストレス解消になる」と語っています。実家のある岡山の周りをドライブすることもあるそうです。
渋野日向子の年収は何円？現在の近況や愛車についても｜まとめ
この記事ではプロゴルファーの渋野日向子選手について、年収やその推移、さらには現在の近況や愛車について紹介しました。
リサーチして分かったことをまとめておきましょう。
- 渋野日向子選手の年収は、2024年時点で約3億8000万円から5億2000万円と推定され、ツアー賞金、スポンサー契約料、テレビ出演料の3つが主な収入源となっています。
- 2019年の大ブレイク時には約2億3000万円の賞金を獲得し、一躍トップゴルファーの仲間入りを果たしましたが、その後は浮き沈みを経験しながらも、2024年には米国ツアーで約2億6470万円を稼ぐなど、世界レベルでの戦いを続けています。
- 現在は2026年シーズンに向けて再スタートを切る準備を整えています。厳しい状況の中でも笑顔を絶やさず、ファンサービスにも熱心な姿勢は、多くの人々に愛される理由となっています。
- 愛車については、2018年に購入したレクサスNXを大切に使用しており、2023年にはレクサスUSAとスポンサー契約を結ぶという夢も叶えました。また、2019年には優勝副賞として5台もの高級車を獲得し、そのほとんどを父親にプレゼントするという親孝行な一面も見せています。
苦しい時期を乗り越え、再び世界の舞台で輝きを取り戻そうとしている渋野日向子選手。これからも「スマイルシンデレラ」として、私たちに夢と感動を届けてくれることでしょう。
今後の活躍に期待が高まりますね。
